初めての自作モデルがこんな感じでやっとまともに動いてくれたので、MMDモデルを作るのに必要なものとか、挫折しそうになったところとかを、備忘録にまとめておこうと思います。(肌がはみ出しまくってるのは調整が激甘なせいです許してください)
【必要なもの】
・パソコン(デスクトップ、ノートどちらでもOK)
・マウス(blenderの操作に必須)
*ペンタブ(必要になったら購入でOK)
・blender(MMDモデルの見た目を作るのに使用するソフト)
・MikuMikuDance(通称MMD。作ったモデルを踊らせるソフト)
・PmxEditor(作ったモデルをMMD用に調整するソフト)
パソコン、マウス、ペンタブは購入が必要なもの。
blender、MMD、PmxEditorは購入の必要が無いものです。
他にも必要なもの(プラグインとか)がありますが、それらは話の途中で随時追加していこうと思います。
次に、自作MMDモデルが完成するまでの工程についてまとめておきます。
さらっと説明すると、下記の1~5のような感じになります。
2.モデルの展開図を作って、色を塗る(UV展開&テクスチャペイント)
3.モデルに骨を入れて、体が動くようにする(リギング&ウェイト付け)
4.PmxEditorを使って、モデルをMMDで動かせるようにする
5.モデルをMMDで読み込んで、踊らせる→楽しい!
1~3の工程は、こちらの動画シリーズを大変参考にさせて頂きました。
VRChat向けの動画で2~3の工程を説明してくださっているので、助かりました!!
とにかく分かりやすくておすすめです!!
動画を見ながら、1~2の工程を終えたモデルがこちら。
初めてblenderを使った割には、うまくいった…気がする。
なんとなくAポーズで作ってたけど、MMDのモデルはAポーズで作らなきゃいけないらしいから結果オーライ(?)
初心者なので、体も面貼りで地道に作ってました。操作に慣れてないということもあり、かなり時間がかかりました…
次に、モデルの展開図を作る作業、いわゆるUV展開ってやつをして、色(テクスチャ)を塗ったものがこちら。
展開をする前に、シーム(ぬいぐるみで例えると「縫い目」のようなもの)をつけるのですが、髪パーツのシーム付けが上手くいかず、カブトガニみたいになっちゃいました…笑(画像の中央下にある茶色のやつが髪パーツです)
3のリギング(スキニングとも言うらしい)も、動画のやり方を参考にしながらやっていきます。ボーンの配置は、MMDに入っているあにまさ式ミクさんを参考にしました。ボーンがたくさんあると混乱するので、今回は必要最低限でやりました。
MMDは、ボーンの名前をしっかり設定しないと、体の一部が動かない原因になるので、しっかり設定します。私は、指の数字を半角にしてしまったせいで、指が動かねぇ~~~!!!なんでや!?ってなってました。
以下、MMD用ボーンの名前一覧です(数字は全角で!)
頭/首/上半身/下半身/右肩/右腕/右ひじ/右手首/右親指1/右親指2/右人指1/右人指2/右人指3/右中指1/右中指2/右中指3/右薬指1/右薬指2/右薬指3/右小指1/右小指2/右小指3/左肩/左腕/左ひじ/左手首/左親指1/左親指2/左人指1/左人指2/左人指3/左中指1/左中指2/左中指3/左薬指1/左薬指2/左薬指3/左小指1/左小指2/左小指3/右足/右ひざ/右足首/左足/左ひざ/左足首
ほぼ指のボーンです。
3のウェイト付けは、なぜか動画の通りにやっても上手くいかなかったので、ウェイトペイントを行いました。個人的にはこちらの記事が分かりやすかったです。
メッシュ→ボーンの順で複数選択→空のグループでペアレント(自動のウェイトだと思わぬところにウェイトがついてしまう可能性があるので、空のグループでやります)
ボーン→メッシュの順で複数選択→ウェイトペイントモードに切り替え
Ctrlキーを押しながらボーンを選択して、動かしたい部分をひたすらぬりぬり。塗り終わったら、ボーンを選択した状態でRキーを押してマウスをぐりぐり動かすと、ウェイトの乗り具合を確認できる。ブラシ設定?(デフォルトだとDraw)のSubtractは消しゴム代わりになる。
また、MMDモデルは、モーフ(表情とか口パク)を付けることが出来ます。blenderではシェイプキー表記になってます。私は、とりあえず口パクさせたかったので、「あ」「い」「う」「お」を追加しました。こちらもボーンと同様にあにまさ式ミクさんを参考にします。
以下、MMD用モーフの名前一覧です(参考:あにまさ式ミクさん)
真面目/困る/にこり/怒り/まばたき/はぅ/笑い/ウィンク/あ/い/う/お/にやり/上/下
「MMD モーフ」で検索すると、他にも色々出てきます。
1~3の工程とモーフの設定が終わったら、作ったモデルをMMDに持って行けるようにpmx形式にする必要があります。blenderはpmx形式を出力できないので、mmd_toolsというアドオンを入れます。
こちらのサイトが画像付きで分かりやすかったです。
mmd_toolsを追加すると、MMDというタブが追加されてるので、その中の「モデルを作成」を押します。
適当に名前付けました
さっき作ったやつに、ボーン(Armature)とモデルの体(body)を、Shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップで親子関係にします。「親子関係ってなんやねん…」って方は、とにかく、この画像みたいな構造にすれば、pmx形式で保存できることを覚えて頂ければ…!!(私もよく分かってない)
pmx形式でモデルを保存出来たら、次はPmxEditorの出番です!!
後編に続く!!